CO₂削減の取り組み
現在、環境問題への取り組みは世界各国の共通認識・共通目標となっています。特に地球温暖化の原因と言われているCO₂の排出削減に向けた動きは、企業の経済活動の方向性にも関わる問題として注目されています。
リサイクルPETボトルを使用した再生PETシートの生産・ご提供で、大幅なCO₂削減を実現しています。
原油から生成するバージンPETシートと比べたCO₂削減の比較
原油由来の原料で作るバージンシートは、CO₂排出量がシート1kg生産あたり2.19kgとなります。
材料全て回収PETを原料として作ると、材料生産までのCO₂が削減されて、シート1kg生産あたり0.59kgとなります。
同等素材のバージンPETシートから再生PETシートに切り替えることで最大73%のCO₂削減ができます。
バージンPETシート生産時のCO₂排出量を100%とした場合、再生原料率100%のKA-10では、CO₂削減率73%を達成します。
グレード | 1kg当たりの排出量 | 削減量 | 削減率 |
---|---|---|---|
– | 【kg-CO₂e/kg】 | 【kg-CO₂e/kg】 | 【%】 |
KA-10 | 0.59 | ▲ 1.60 | ▲ 73.1 |
M-01 | 0.59 | ▲ 1.60 | ▲ 73.1 |
KA-20 | 0.9 | ▲ 1.29 | ▲ 58.9 |
KA-30 | 1.18 | ▲ 1.01 | ▲ 46.1 |
バージンシート | 2.19 | – | – |
CO₂削減を達成できる多彩な再生PETシートをご提供
使用済みのPETボトルは粉砕、洗浄されて進栄化成の再生PETシートの原料になります。
再生原料を使用することでCO₂削減に貢献することが可能です。
再生原料率100%のKA-10グレード M-01グレード
表層にバージン原料、中間層に再生原料を使用した(VRV)KA-20グレード KA-30グレード
等、ご要望に合わせたグレードを取り揃えています。
回収PETボトルをリサイクルする事によるCO₂排出量の軽減結果
PETボトルリサイクル推進協議会は、2015年度のデータを用いてPETボトルリサイクルの環境負荷低減効果をライフサイクルアセスメント(LCA)手法により評価しています。
それによるとCO₂排出量で評価すると、リサイクルしなかったと仮定したCO₂総排出量4,311千トンに対し、削減率86.7%(2017年3月確定値)の達成により、環境負荷は約半分(49.6%)に削減されている結果を得ました。
※みずほ情報総研株式会社算出